14日の東京外国為替市場では円相場が対ドルで1%を超える上昇し、140円台後半をつけた。 米連邦公開市場委員会(FOMC)はハト派的との見方があり、米金利の急低下でドル売りが強まり、円が上昇した。
円は一時、前日比1.3%上昇し、7月31日以来の高値となる1ドル=140.97円をつけた。 13日の海外市場では145円台前半から142円台後半まで急伸した。
FOMCは3会合連続で金利を据え置き、2024年の利下げに対する当局者の見通しは9月から合計0.75%ポイントに上昇した。 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は記者会見で、利下げの時期について協議したと発表した。 金融政策に敏感な米2年債利回りは30ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、米金利スワップ市場は来年3月までの利上げを織り込んでいる。